HSP

消さない。消えない。残すこと。

2000年。

その時、私は不登校でした。

14歳の中学2年生。

 

重たい体と心を背負い、

田舎の通学路をトボトボひとりで通学していた。

 

できるだけ誰にも会いたくないから

田舎では高額なバスを使っての通学だった。

そうしないと、学校にいけなかった。

 

ちぎれそうでちぎれない、

一本の糸がついにミリミリ切れた時。

私はついに学校に行けなくなってしまった。

 

つらかった。

けれど、私が今日も何とかこうして生きてこられたのは、

インターネットという世界があったからと感じる。

 

その頃のインターネットは、高速インターネットもなく

ISDNという、電話機からつなぐアナログ回線というもので

インターネットをしていました。

 

友だちもいなく、家族もバラバラだった私は

どこにも居場所がありませんでした。

 

今では信じられない、おっきくて分厚いデスクトップ型パソコンで、

ホームページを作り、詩と絵を描いていました。

 

その時、つづった詩はもう忘れてしまったのだけど

ホームページにアクセスしてくる人と知り合い、文通をしたり

実際会ったこともありました。

 

その子も当時、家族関係や人間関係に悩んでいた子でした。

とても繊細な子だけど、24歳で結婚し

今では30代半ばの一児の母。

パートの仕事も始めたそうで、大変そうだけど、幸せそうだ。

毎年年賀状だけのやりとりだけど、つながっています。

 

いつからか、ホームページが2ちゃんねるの掲示板の話題になったそうで

ホームページのBBS(掲示板)が、荒れてしまいました。

当時15歳だった私は、汚い言葉がつづられた荒らしにショックを受け

ホームページを閉鎖してしまいました・・・ ―――

 

―――

 

生きていると、つらいことって多い。

そんな時、マイナスの感情に流されて

地道に築き上げたものを消してしまいたくなる。

 

だけど、その感情に流されないことも、人生にとってすごく大切なこと。

と思う。

 

18年前に作ったホームページ、

あのときつづった詩と絵。

消さないで、残しておけばよかったな。

と、ちょっとだけ後悔している。

 

理由は、あの時にしか書けない詩(文字)だから。

14歳という時間、体、思考、時代は

どんなにお金を積んでも、もう二度と帰ってこない。

 

今じゃ、書けないんです。

今じゃ、できないんです。

 

もし、今がつらくても、じぶんのしていることが

全く意味のないことだと思っていても。

 

5年後、10年後・・・と、残しておくことで

自分、そして誰かが救われること。

 

残すこと。

消さないことの大切さ。

 

消さない。消えない。残すこと。

 

だから18年後の今、

このブログはずっと消さないでおこうと思っている。